急病人が出たときの心がけ
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腹痛
子供は発熱と同じくよく急に腹痛を訴えることがあります。腹痛を訴えても顔色がよく、ほかの症状が何もない場合は緊急性を要する重病の可能性はまずないといえます。おなかを暖めて腹部が硬くなっていないか、おなかに何か触れるものはないか、やさしくさすりながらみてください。下痢をしていなければ、浣腸をしてみると排便をみとめ、治ることもよくあります。(そのために子供の年令相応の浣腸薬を常備しておくとよいでしょう。)浣腸した便に多量の粘血がみとめられる場合は重大な病気の可能性があります。
急性虫垂炎(もうちょう)が突然にはげしい腹痛を生じることはまずありません。
嘔吐をともない顔色が悪かったり、腹痛がどんどんひどくなる場合は医師にかかる必要があります。
腹痛がある場合おなかの病気にだけとらわれず、発熱の有無や、からだに紫斑(内出血であらわれる斑点)がないかどうかも気をつけましょう。
また、腹痛を生じているときは嘔吐や下痢を伴うことも多いので、食べ物を欲しがってもひかえめに、水分も少量ずつ与えて様子をみましょう。