急病人が出たときの心がけ

意識不明の手当(熱中病)

 

夏の暑い日に激しい運動をした時、体温調節が出来ずに起こる病気です。体温調節の不備な幼少期や虚弱者に多く、平常訓練している人たちには起こりにくいものです。
汗が出ず、皮膚が乾燥してひどい時には意識不明、けいれんを起こします。体温が上昇し、43℃を超えると危険です。涼しい場所へ移し、服を脱がせ頭や全身を冷水や氷で冷やします。
緊急に救急車を呼び救急医療機関へ運びます。

「付」 熱けいれん
熱中病ほどではないが、高温下でスポーツや筋肉労働をして大量の発汗をした時に起る病気で、使った筋肉が強直性にけいれんして動けなくなります。脱水と塩分欠乏のため、軽症者には薄い(0.5%の)食塩水を飲ませると治ります。
重症者は緊急で救急車を呼び救急医療機関へ運び点滴が必要です。(なお子供が高熱で起すひきつけ、熱性けいれんのことではありません。)

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