急病人が出たときの心がけ

胸痛発作(狭心症)

全胸部に、締め付けられるような痛みや、胸が押されるような痛みを感じることが多いものです。痛みは、全胸部より前顎や頚部・左肩・左腕に放散することがあります。狭心症は、比較的短時間(5分以内)で治る場合が多いのですが、痛みが徐々に強くなり、15分以上続いた場合は、心筋梗塞の前触れを疑わなければなりません。
心筋梗塞では、冷汗や嘔吐やショックを伴うことがあります。
狭心症の発作時には、ニトログリセリンの舌下錠が著効を奏します。舌下錠が効かない時は心筋梗塞の疑いがあります。
心臓を養っている冠状動脈に血流が乏しい状態が狭心症で、完全に血液が途絶した状態が心筋梗塞です。
心筋梗塞の治療は日進月歩で、早く主治医に連絡して、適切な入院治療を行うと、救命率が大変よくなっています。

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